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食塩摂取量検査の見方

何を調べる検査?

高血圧と強く関係している食塩の摂取量を推定する検査です。
高血圧は、脳卒中や心臓病、腎臓病の原因となります。食塩の過剰摂取は心血管疾患のほか、胃がん、骨粗鬆症、尿路結石などにも悪影響を及ぼします。
食事により日々変わる食塩の摂取量を正確に測定する事は非常に困難です。そこで、食塩を摂取すると不要になったNaが尿中に排泄されますが、そのNaを測定する事によって食塩摂取量を求める方法が使われています。本来であれば、24時間蓄尿を測定出来ればより正確なのですが、日常生活で24時間蓄尿を行う事は容易ではありません。そこで考案されたのが、随時尿による食塩摂取量の推定です。尿中のNa以外にクレアチニン値を同時に測定して随時尿の補正を行い、前日を中心に直近の数日の食塩摂取量を推定します。
更に繰り返し測定する事で、ご自身の食生活の傾向を考える目安となります。

検査値の見方

測定値の単位

推定1日食塩摂取量 g/日

基準値

男性 7.5 g/日未満
女性 6.5 g/日未満

※日本高血圧学会ガイドライン 6.0g/日未満

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