MRI検査

MRIとは

MRIは、磁気共鳴画像法(Magnetic Resonance Imaging)の略語です。
磁力と電波を利用して、あらゆる角度から体内の断面の画像を得ることが出来ます。主に、頭部、腹部、脊椎脊髄等の体の断面を撮像したり、MRAという造影剤を使用せずに血管を描出する方法(脳動脈瘤等の発見に寄与します)やMRCPという膵管(膵臓を通る管)、胆嚢、胆管等を描出する撮像法などができ、全身の診断に効果が期待できます。 

Vantage Titan 1.5T

Vantage Titan 1.5T

  • 検査による痛みはありません。
  • X線被ばくがありません。
  • 当施設のMRI装置は、1.5テスラでより速くより質の高い診断情報が得られます。
    また、この機種は静音性も高くなっています。
  • 総合健診にて脳MRI、MRA検査を受けることができます。(コースによります)

MRI検査を受けるにあたって

  1. MRIは強い磁石を使用しています。
    ※以下の方は、検査をお受けできない場合がございますので事前にご相談下さるようお願いいたします。
    • 心臓ペースメーカーを装着している方
    • 脳動脈クリッピングや人工関節など、磁性体の金属が体内に装着されている方
    • 体表磁性体(例.アートメイク、入れ墨など)のある方
    • 人工内耳を入れている方
    • 閉所恐怖症など、狭いところが苦手な方
    • 妊娠、または妊娠されている可能性がある方
  2. MRI単純検査とMRI造影検査
    MRI単純検査
    造影剤という薬を使用しないで行う検査です。
    MRI造影剤とは、静脈注射にて投与する造影剤です。
    MRI造影検査
    造影剤というMRIで撮像したときに観察しやすくする為の薬を使用して行う検査です。
    経口造影剤とは、飲む造影剤です。主にMRCPのときに使用します。
  3. 検査の内容によってお食事の制限があります。
  4. 造影検査の場合は当日、検査前に同意書、問診表をご記入いただきます。
    既往(今までの病歴)によって造影剤が使えないことがあります。

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MRI検査の実際(流れ)

入室

  • 磁石のトンネルの中で検査しますので、前室で金属的なものはすべて外していただきます。
    (湿布やコンタクトレンズ等も外していただきます)

ポジショニング

  • 専用のコイルの置いてある撮影台に寝ていただき撮影のポジショニングをさせていただきます。
  • 磁石のトンネルの中に、ゆっくり台を進め検査位置まで移動させます。
    若干暗く狭いので、不快な感じがありましたらすぐに担当者にお知らせください。

撮影

  • 撮影中、台の移動はありません。
    カンカン、トントンなど大きな音がします、動かず寝ていて下さい。
  • 連絡用のブザー(ボールの様なもの)をお渡しいますので、不快な感じがありましたら握りつぶしてお知らせください。
  • 部位によっては撮影前に「息を吸って止めて下さい。」(又は「息を吸って吐いて止めて下さい」)という合図が入ります。聞きながら行って下さい。
    撮影後に「楽にして下さい。」という合図が入ります。呼吸を自由に行って下さい。
  • 検査外来(保険診療)の場合、依頼内容によっては造影剤という薬を使用して撮影することがあります。

終了

  • 台を下ろし、コイルを外してから起きていただきます。
  • お疲れ様でした。終了です。

症例~MRI~

MRCP

MRCP

下腹部腫瘤(卵巣)

下腹部腫瘤(卵巣)

脳動脈瘤

脳動脈瘤

脊髄腫瘍(腰椎)

脊髄腫瘍(腰椎)

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