肝機能の見方

何を調べる検査?

血液中に含まれる、総蛋白、アルブミン、A/G比、AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTP、LDH、ALP、TTT、ZTTを調べます。

検査値の見方

正常範囲

総蛋白 6.7~8.3 mg/dl
アルブミン 3.8~5.3 mg/dl
A/G比 1.00~2.20
AST(GOT) 10~40 mg/dl
ALT(GPT) 5~45 mg/dl
γ-GTP 75 mg/dl以下
45 mg/dl以下
LDH 115~245 mg/dl
ALP 110~360 mg/dl
TTT 4.0 以下
ZTT 2.0~12.0

総蛋白とアルブミン

血液中の蛋白質は、極度の肝機能障害や栄養障害で体内の蛋白質が足りなくなると低下し、慢性感染症(例:慢性肝炎)や膠原病などで上昇します。低蛋白血症はアルブミン濃度の減少によることが多く、高蛋白血症はγ-グロブリン濃度の上昇によることが多いとされています。

A/G比

血中総蛋白濃度を左右するのは主にアルブミン(A)とγ-グロブリン(G)です。重症の肝機能障害、栄養障害、ネフローゼ症候群などでA/G比が低値を示します。

AST(GOT)とALT(GPT)

AST(GOT)は肝臓のほか心臓、腎臓、肺、脳、筋肉、赤血球に含まれています。ALT(GPT)は肝臓に多く含まれています。これらの臓器に傷害(病気やけが)が起こった場合には、血中にこれらの酵素が逸脱して上昇します。

γ-GTP

主にウイルス性肝炎、アルコール性肝障害、胆道系の異常などで高値を示します。

LDH

肝臓、心臓、腎臓、肺、脳、筋肉、赤血球などの臓器に広く分布して、これらの臓器の細胞が傷害(病気やけが)されると上昇します。従ってどの組織が傷害されたかについては、はっきりしない場合が多いのです。

ALP(アルカリフォスファターゼ)

肝臓、胆道、骨、甲状腺、胎盤、小腸、腎臓などに分布しています。LDHと同様どの組織が傷害されたかについて、明らかでない場合が多いので他の検査値と併せて判断します。

TTTとZTT

TTTは血液中のγ-グロブリン増加、アルブミン減少、脂質の増加と関連しています。ZTTはγ-グロブリンと関連しています。急性肝炎、慢性肝炎、肝硬変などで高値を示しますが、肝機能正常でTTT高値の場合は、脂質異常症、膠原病などを疑います。

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