血液中に含まれるNa(ナトリウム)、Cl(クロール)、K(カリウム)を調べます。
正常範囲
Na(ナトリウム):135~147 mEq/l
K(カリウム):3.6~5.0 mEq/l
Cl(クロール):98~108 mEq/l
Na、K、Clその他の電解質は体液の浸透圧の維持のため連動していますので、電解質異常は総合的に判断する必要があります。
体液の恒常性(安定した一定の状態)を保つために重要な働きをしています。
特有の心電図変化も同時に現れると真の高カリウム血症です。溶血(赤血球が壊れること)が起こると、高値を示すことがあります。極度の高値は心停止の危険性があり、緊急対応が必要なこともあります。
水分中の他の物質(①Naイオンと②炭酸水素イオン)の異常があると変動します。