血液中に含まれるクレアチニン、尿素窒素を調べます。
腎機能が低下するとクレアチニン値が上昇します。尿素窒素は腎機能低下あるいは空腹(飢餓)状態により上昇します。年齢、性別とクレアチニン値から換算したeGFR(推算糸球体濾過量)をもとに慢性腎臓病(CKD)を診断します。
次のいずれかあるいは両方が3ヶ月以上持続する場合に慢性腎臓病(CKD)といいます。
①尿異常(とくに蛋白尿)、画像診断、血液、病理等で腎障害が存在する。
②eGFRが60未満
男性:eGFR(ml/分/1.73m2)=194×Cr -1.094×年齢 -0.287
女性:eGFR(ml/分/1.73m2)=194×Cr -1.094×年齢 -0.287×0.739
※Cr(クレアチニン)
重症度 ステージ |
eGFR値 | 進行度 |
---|---|---|
1 | 90以上かつ腎障害(尿蛋白など)がある場合 | 腎障害はみられるが機能は正常以上 |
2 | 89~60かつ腎障害(尿蛋白など)がある場合 | 軽度の腎機能低下 |
3 | 59~30 | 中等度の腎機能低下 |
4 | 29~15 | 高度の腎機能低下 |
5 | 14以下 | 腎不全 |