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肛門から盲腸までを観察します。
直径1cmほどの柔らかい管(大腸内視鏡)を用いて、原則的に鎮痛鎮静剤(緊張や不安を取り除く薬)は使用せず検査を行います。検査中は医師と会話が出来ますので、痛みなどがある場合はお伝え下さい。また、目で見ただけでは診断がつきにくい時は組織生検(鉗子で粘膜の一部をつまみ採る)をしたり、病変部を明確にするために色素液を散布する精密検査をすることもあります。
普段、大腸には腸の内容物(食べ物、便)が溜まっています。
正確な検査を行うためには、大腸内をカラにする必要があります。当センタ-では検査前日の食事に注意し、検査前日の夜と当日の朝にそれぞれ1種類の下剤を飲んでいただきます。
※普段から便秘がちな方は、2~3日前から消化の良い食事をおすすめします。
※便秘薬を普段から服用している方は、内服されて結構です。
※昆布・わかめなどの海草類、きのこ、こんにゃく、ごま、豆類、種のある果物などは消化されにくく、腸内に残りやすいため、控えて下さい。
検査数日前
検査前日
検査当日
※ただし、70歳以上の高齢者の方や、前処置を来所して行う必要性があると医師が判断した方は、できれば家族同伴で当日は朝8時30分に来所していただき、2リットルの水薬(腸管洗浄剤)を2時間かけて飲みます。検査は午後に実施します。検査まで、お水、お茶、あめ玉はとっても構いませんので、ご持参ください。
※抗凝固薬、抗血小板薬(血液を固まりにくくする薬)<バイアスピリン・エパデ-ル・オパルモン・プレタ-ル等>を服用されている方は、検査に支障を来す可能性があります。主治医の先生とご相談の上、可能であれば一時服薬を中止してから検査を受けて下さい。ご不明な点は、当センタ-の内視鏡検査室までお問い合わせ下さい。
検査前に血圧、脈拍を測定します。
また、看護師が問診と検査前の説明をします。
検査(大腸内視鏡)の開始です。
検査はおよそ30分程度です。
検査は、大腸の形や長さには個人差があり、検査に時間を要する場合があります。
また、腸の癒着(ゆちゃく)に伴う苦痛により、大腸全体を検査できないこともあります。
検査終了時に検査担当医が結果の説明を行います。
小腸入口の炎症
大腸炎
大腸ポリープ
大腸憩室
大腸がん
内痔核